日本酒の大吟醸と純米大吟醸の違いは?日本酒を選ぶ際に知っておきたい知識

日本酒

 

「匠の技と磨き上げた米で各蔵人が醸す至高の大吟醸酒

それは、華やかな香りと上品な味わいが特徴のお酒」

 

こんにちは。

 

今回は酒蔵に勤めていたのですが、酒造にいる間に質問されることの多かったこの疑問「純米大吟醸と大吟醸の違い」について解説していきたいと思います。

 

大吟醸と純米大吟醸の分類の違いは名前から分かる通り、アルコールを添加しているかしていないかです。

大吟醸酒 精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米大吟醸 精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。

ここまでは皆さんご存知で、アルコールを添加されていない純米大吟醸のほうがよいお酒だとおもいますよね。

でも実は、同じ大吟醸酒でもアルコールを添加することで特徴の全く違うお酒になるんです。

 

ここからはそのアルコール添加をするという事が何のためでどうなるのかという事を説明していきたいと思います。

 

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添加されるアルコールとは?

それではアルコールを添加するときのアルコールとは一体なんなのでしょう。

醸造アルコールとは主にサトウキビを発酵させて造られた純度の高いアルコールで、

合成アルコールは認められていません。

なので、日本酒を作る時と同じように酵母がアルコールを出して作られたものなので、

醸造アルコール自体が体に良くないものだという事も、悪酔いの原因にもなりません。

 

悪酔いしたり二日酔いの原因は飲みすぎか体調の場合がほとんどです。

アルコールが添加されているお酒は飲みやすいですからね。

 

それでは次に具体的にどう違うのかを説明していきます

香りや味の違い

大吟醸のほうは香りが高く華やかで、スッキリとした味わいの印象を持つものが多いです。

逆に純米大吟醸では香りは大吟醸に劣りますが、口の中でしっかりとした味わいの印象を持つものが多いです。

いうならば大吟醸はキレがあって、シャープなイメージ

純米大吟醸はお米の丸みがあって、ふくよかなイメージですね。

 

ではなぜこのように違ってくるのでしょうか。

大吟醸の華やかな香りはアルコールに溶けやすい

醸造アルコールが添加されている大吟醸では華やかな香りがするものが多いと説明しました

日本酒を搾る前に醪(もろみ)という状態があります。

その中の華やかな香りの成分は水よりもアルコールに溶けやすい性質なため、

アルコールを添加することにより、搾った後に香りが日本酒に残りやすいのです。

 

醸造アルコールは超辛口

日本酒には日本酒度という、「+に行くほど辛口、-に行くほど甘口」といったお酒の味の評価の指標があります。

 

実は醸造アルコールにも日本酒度があるんです。

度数によって変わりますが、25%で+44、30%で+52、35%で+62とされています。どれも超辛口ですね。

 

この超辛口な醸造アルコールが添加されることで、発酵の過程で生成された糖や酸が抑えられ、

スッキリとキレのある酒質の日本酒を造ることができるのです。

 

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値段による違い

日本酒の値段の違いは主にお米をどれだけ削ったかという「精米歩合」によって変わってきます。

(例えば精米歩合が40%ということは、元のお米を60%削って、元のお米から40%になった米を使っていますということです。)

 

この精米歩合の数字が小さければ小さいほど、仕込んだ時のお米の量は一緒でも元のお米の量は多いというになります。

(例えば、精米歩合50%のお米を100kg仕込んだ時に必要な削る前のお米の量は200kgということです。)

 

一口に大吟醸、純米大吟醸といっても、冒頭でも書いたとおり、精米歩合50%以下のものはすべて大吟醸、純米大吟醸となるので、

精米歩合が50%の日本酒と、40%の日本酒とでは値段が全然違ってくるのです。

同じ精米歩合であれば、大吟醸と純米大吟醸の値段の差はたいして変わりません。

まとめ

大吟醸と純米大吟醸の違いとは、良い悪いでは判断ができません。

大吟醸も純米大吟醸も個性があり、お互いに違った特徴を楽しめるお酒でもあります。

最近では純米酒ブームで、大吟醸はあまり見かけませんが金賞受賞酒なんかはアルコールが添加されてあるものが多いです。

実際に飲み比べてみるのが一番ですが、その時の気分や、料理によって選んび、違いを楽しむのも面白いと思います。

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