日本酒をつくる酒蔵の仕事内容【忙しい時期や酒造り以外の仕事】

日本酒

こんにちは。

 

私は酒造で働いていたのですが、酒蔵に働いていると言えば、

 

「酒蔵っていつが忙しいの?」質問されることが多かったです。

今回は酒蔵の忙しい時期や、

 

将来酒蔵で働きたいから、酒蔵の人の仕事内容も知りたい。

どんなスキルや資格がいるの?

 

などといった事もあわせて解説していきたいと思います

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酒蔵の仕事内容

酒蔵で働くことのメインの仕事内容はお酒を造る事です。

しかし、お酒を造る事だけが酒蔵の仕事ではありません。

それでは、酒蔵ではどういう仕事があるのか紹介していきたいと思います。

 

酒蔵は12月~2月が一番忙しい時期

酒造りは12月~2月頃がメインで行われています。

12月~2月頃の寒い時期というのは、酒造りをするにあたっていろいろと都合がいいからです。

 

まず、酒造りは酵母や麹といった微生物でお米と水からアルコールを出しています。

なので他の雑菌が繁殖しやすい暖かい気候では、良いお酒が造れないのです。

他にも、酒造りにおいて重要な工程の発酵において、低温状態を保つことで華やかな香りを出してくれたりと、寒い気候の方が都合がいいのです。

 

このように酒造りはお酒を造ってくれる酵母や麹といった微生物が中心で蔵の人たちも仕事をしているため、大変でしたが、昼も夜も関係がありません。

実際に私が働いているときは(蔵によって違いますが)、1ヵ月間蔵に泊まり込みで、麹や醪の温度管理をしていました。

その代わり夏場は混んだ仕事もなくなるので休みは通常よりも多くなります。

 

逆を言えば、温度管理ができるのであれば、冬でなくても生産は可能です。

獺祭で有名な旭酒造さんは、通年で生産する四季醸造でお酒を造っています。

 

お酒造りは掃除が大事

酒造りをする上で一番重要なことは掃除をして道具や蔵をきれいにすることです。

 

掃除が大事な理由は、上でも書きましたが、雑菌を繁殖させないためです。

雑菌に汚染されたり、原料の洗浄レベルが低いと、お酒の味に大きく左右されるからです。

 

酒造りを造るという作業の半分以上はこの蔵や麹室の掃除や道具の洗浄が主の仕事になってきます。

お酒を造る環境はこれほど重要なものなんです!

 

酒造り以外の仕事

蔵によって3季醸造、4季醸造だったと違いもありますが、お酒造りは基本的に冬場だけしかしていません。

「じゃあお酒を造っていない時って何をやってるの?」と聞かれることも多いです。

 

 

お酒を造っていない時は、お酒の処理や、瓶詰作業、お米を栽培しているところであれば、田植えから稲刈りまで行っているところもあります。

他にも、蔵の掃除や道具のメンテナンスだったり、来年度の酒造りに向けての準備をしています。

 

 

 

実際に私がいた蔵ではでは3季醸造で9月ごろから4月ごろまで仕込みがありました。

瓶詰は他の部署がすることになっているため、間の5ヵ月間は、火入れやろ過といったお酒の処理、蔵内の掃除、機械のメンテナンスなどが夏の主な仕事でした。

 

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酒蔵で働くためのスキルや知識

それでは、酒蔵で働くことで必要なスキルや知識を紹介していきます。

 

必要なスキルや資格はいらない

酒蔵で働くうえで必要なスキルや資格は基本的に要りません。

専門的な知識はいりませんが、酒蔵で働くにあたって何でもできる人というのは重宝されます。

例えば、お酒を送るポンプが壊れたから直したり、電気の配線を直したりと簡単にできることだけですが。

そんなに難しい作業があるわけではないので、誰でも働けます。

また、地方によっても酒造りの仕方が全然違うため、行って覚えることのほうが多いと思います。

 

あったほうがいい資格

といってもあったほうがいい資格もあります。

  • ボイラー技士免許
  • 危険物取扱者乙4類
  • フォークリフト免許

この3つはなくても仕事はできるのですが、あったほう幅は広がります。

まずボイラー技士は、酒蔵で働くにあたって蒸気を使うという事は必要不可欠なので、ボイラーを操作、点検ができるボイラー技士免許があると働きやすくなります。

 

2つ目の危険物取扱者乙4類は、引火しやすい液体を指す引火性液体が第4類危険物として指定されていて、アルコールがそれに入るからです。これも持っておいた方がいいですね。

 

3つ目にフォークリフト免許ですが、酒蔵で働いていると30㎏の米袋を担いで持っていくみたいなイメージがある人もいると思います。フォークリフトで通れる広いところだと担いで持っていくことはほとんどなく、フォークリフトがないと仕事にならないこともあります。

ただ、フォークリフトの免許は3日ほどで簡単に取れるので、入ってからとっても全然大丈夫です。

 

体力をつけよう

酒蔵で働くにあたって必要なことといえば体力ぐらいですね。

体力といっても何か重いものを持ち上げるとか、早く動くとかいった瞬発的な体力はほとんどいりません。

氷点下を下回る外気温と、30℃を超える麹室の中を入ったり出たりする寒暖差だったり、1ヵ月間だけは休みなく働くといった持続的な体力を必要とする仕事が多いです。

ただこれも結局は慣れですね。

最初はやっぱりしんどいかもしれませんが、徐々に体が慣れていきます。

これも酒蔵の仕事に限らず他の仕事でもそうなのであまり気にしなくて大丈夫です。

 

見合ったやりがいがある

酒造りの間は休みも少なく、体力も使って決して楽な仕事とは言えませんが、それに見合ったやりがいも大きいと思っています。

 

自分が働いたことが、お酒という商品になって表れるため、店頭に並んでいる商品を見るたびに感慨深いものがあります。

 

自分たちが頑張って仕込んだお酒を搾ってすぐ飲むときなんかは、他ではできない貴重な体験ですし、そのお酒の味は格別です。

私も当時1年目のとき、私が仕込みに携わったお酒の味を今でも覚えています。

 

まとめ

この記事のポイントをまとめると

  • 酒造りは12月~2月ぐらいまでの寒い時期が一番忙しい
  • 酒造りをしてない時はお酒の処理や瓶詰、来年度の準備をしている
  • 酒蔵に入るために必要なのはやる気だけ
  • 楽ではないがやりがいは大きい

こんな感じです。

 

あまり知られない酒蔵の仕事内容を知ってもらえたでしょうか。

 

楽な仕事とは言えないですが、やりがいはありますし、奥が深いので是非チャレンジしてみてください 。

 

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